社会への取り組み

基本⽅針

当社は、社業である油圧事業を通じて様々な社会的課題の解決に取り組み、
ステークホルダーの期待に応えながら企業価値向上に取り組みます。
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と経済革新の基盤をつくろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • 1
    ⼈を⼤切にをモットーに、⼈権の尊重、働き⽅の多様化、平等な⼈財活⽤、安全な職場作りを進めます。
  • 2
    対話を通じて、地域社会への協⼒と共⽣を推進します。
  • 3
    情報セキュリティの強化により安⼼・安全を担保します。
  • 4
    油圧技術の普及と安全な製品供給を通じて、安⼼で豊かな社会形成に貢献します。

コンプライアンス

企業は、社会に広く認められたルールに従って、社会にとって意義のある事業を行うことを求められています。当社グループで働くすべての人が守るべき基本的な約束としてこの「油研工業行動規範」を定めています。
当社は、本行動規範を主体的に遵守することを通じて、社会に「豊かさ」「安心」「喜び」を実現し、顧客・株主・地域社会など社会の皆様からの信頼を得て、より一層高い企業倫理を体現した企業風土を構築してまいります。



人財の多様化

  • 人財のグローバル化

    当社は、多様性の確保が事業の推進力となり、企業価値の向上に繋がるものと考え、国籍に囚われず優秀な人財の採用を行っています。
    海外のグループ会社においても現地採用の従業員を重用なポストに登用しており、また今後はグループ間における人財交流もより一層行ってまいります。
  • 女性活躍

    当社は、女性の能力が十分に発揮できる環境を整備することにより、女性をはじめとする全ての従業員が働きがいを持ち、いきいきと活躍できる企業を目指しています。
    現在、従業員の採用人数に占める女性の割合を20%とする目標を設定し、女性社員の発案による育児短時間勤務の延長や、育児・介護休業の取得促進、職場環境改善、人財採用ツールの強化などを行いながら達成に向け取り組んでいます。
  • 定年退職後再雇用制度によるシニア層の雇用

    当社は、定年退職者の長年培った知識や技能、経験を積極活用するため、定年退職後再雇用制度を設けています。
    例年概ね8割以上の定年退職者が、同制度により継続して働いています。
    次世代への技術・スキルの継承により、当社の技術力の維持・向上に貢献していただくとともに、シニア層がいきいきと働く環境を整えてまいります。
  • 障害者の雇用

    当社は、障害者雇用にも積極的に取り組んでおり、現在製造部門や設計部門で複数の障害者が働いています。
    障害の種類は様々ですが、各人が安全に働き、十分に能力が発揮できるよう、環境面での配慮や一緒に働く従業員の意識向上に努めています。
    なお、障害者の法定雇用率(2.3%)以上を現時点で達成しています。

職場環境

  • 有給休暇の取得促進

    当社は、従業員が心身ともにリフレッシュし、ゆとりある生活を行うため、有給休暇を適切に利用することが大切であると考えております。
    有給休暇の取得率は他社に比較し平均的であると考えていますが、今後一層取得率を向上させ、生産性向上とともに従業員のワークライフバランスの向上を実現したいと考えています。
  • 育児休業の取得促進

    当社は、育児休業制度を導入しています。
    従来女性社員の取得率は100%でしたが、男性社員の取得実績がほとんどありませんでした。
    2020年度の女性活躍推進WG活動において男性の取得促進活動を行い、同年度における男性の取得率は30% まで上昇しました。
  • 育児介護のための働き方の
    多様性

    当社は、育児短時間勤務制度と介護短時間勤務制度を導入しております。
    女性活躍推進WG活動において、両制度の取得推進のための周知活動を行っております。
    また、育児短時間勤務制度の適用期間延長についても検討し、従来の「3歳未満」から「小学校3年生の学年末に達するまで」に延長し、多様な働き方を推進しています。

労働安全衛生

  • 安全衛⽣委員会の取り組み

    当社は、本社・相模事業所および袋田工場において安全衛生委員会を組織し、毎月定期的に開催しています。
    同委員会では安全パトロールを実施し、各職場における安全管理上の問題点や改善点を抽出し、対応を指示するとともに社内に水平展開しています。
    安全な労働環境を整備し、労働災害防止、健康障害防止のため、同委員会の活動を一層充実させてまいります。
  • ⾃衛消防隊の訓練

    当社は、本社・相模事業所および袋田工場において自衛消防隊を組織しており、本社・相模事業所においては毎月定期的に屋内消火栓の操法を訓練しています。
    隊員は各部から若手を選抜しており、定期的にメンバーの入れ替えを行い、より多くの従業員が消火スキルと防火意識を高めることで、火災予防に努めています。
  • メンタルヘルス

    当社は、毎年全従業員対象にストレスチェックを行っており、集団分析を実施することにより、職場環境の把握と向上にむけた取り組みを行っています。
    ストレスチェックで注意が必要と判断された従業員に対しては、産業医による面談を勧奨して心の健康問題の改善に努めており、当社全体における総合的な健康リスクは、全国平均に比較し低い状態を保っています。

教育

  • 新人研修

    当社は、新卒の新入社員に対し基礎研修及び現場実習を行っています。
    現場実習については、本社・相模事業所の油圧バルブ、システム製品の製造部門で実施しており、理系、文系、配属先問わず、全ての新卒新入社員が参加しています。
    油圧の知識を学び、製造現場の“ものづくり”を体感することで、当社事業への理解を深めています。
  • グローバル研修

    当社は、当社グループの総合力を高めるにはグローバルな人財育成が不可欠であると考えています。
    日本から海外に人財を供給するだけでなく、海外グループ会社社員に日本で働き学んでもらうことで、グループ内の技術レベル、スキルを高め、グループとしての競争力向上に努めています。
  • 管理職研修

    当社は、管理職に対し、マネジメントの基礎的な研修をはじめ、将来の経営幹部候補に対する経営理論の習得と経営視点の醸成を目的とした選抜研修などを実施しています。
    また、外部研修に参加し他社の管理職とともに学ぶ機会も設け、刺激を受けながら幅広い視野を獲得することを目指しています。